畳や畳マットなどで使われる「い草」。
なんとなく“和”のイメージが強く、デザインや見た目で選ばれることも多いですが、実はい草には見た目以上にすごい機能が隠されています。
この記事では、あまり知られていない「い草の効果・効能」について、科学的な裏付けを含めてご紹介します。
■ 1. 消臭効果|い草が空気中のニオイを吸着する
い草の表面には無数の微細な気孔(穴)が空いており、空気中のアンモニアやたばこの臭い、生活臭などを吸着・中和する力があります。
実際に、農林水産省がかつて発表した研究では、い草がアンモニアガスを約70%以上吸着する効果があることが報告されています。
特に効果があるとされるニオイの例:
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ペットの尿臭や体臭
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キッチンの油臭・生ゴミ臭
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靴のニオイや下駄箱まわりのこもり臭
置くだけで空間の“ニオイリスク”を軽減できるのは、い草ならではの強みです。
■ 2. 湿度調整効果|呼吸する植物だから、じめじめにも乾燥にも強い
い草は植物でありながら調湿作用(吸放湿性)に優れており、室内の湿度が高いときは余分な水分を吸収し、乾燥しているときは少しずつ水分を放出して空気を整えてくれます。
この機能は、エアコンや加湿器を使わずとも室内環境を快適に保ちたい人にとって非常に嬉しいポイント。
特に効果を実感しやすい場所:
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梅雨や夏の寝室(寝汗対策にも◎)
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冬の乾燥するリビング
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結露しやすい窓際や玄関まわり
自然素材ならではの“呼吸する床材”として、い草の価値が見直されています。
■ 3. 空気清浄・アレルギー対策にも
い草は、化学繊維のマットとは異なり、ホコリが舞い上がりにくく、静電気も起きにくい素材です。さらに、上記の調湿・消臭効果により、カビやダニの発生を抑えることにもつながります。
アレルギー体質の方や、小さなお子様・高齢者のいるご家庭においては、
「空気がこもらず、呼吸しやすい」「肌にも優しい」といった安心感が、多くの支持を集めています。
■ 4. その他の“見えない”効果
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心理的リラックス効果
い草の香りには、森林浴と同様の成分(フィトンチッド)も含まれ、自律神経を整える効果があるといわれています。
→ 仕事や勉強スペースに取り入れると集中力UPにも◎ -
温熱性と断熱性
夏は熱を逃し、冬は冷気を遮る。季節を問わず快適な室内温度に近づけてくれます。
■ OSHIMAYAのい草製品で、自然のチカラを暮らしに
OSHIMAYAでは、天然い草を使った畳マット・畳ベンチ・収納ボックス付き畳ユニットなどを取り扱っています。
消臭や湿度調整、リラックス効果などを「見えないけれど感じられる価値」として、日々の暮らしに取り入れていただけます。
中でも人気のアイテム:
▼【折りたたみ畳マット】
フローリングにもぴったり◎
▼【畳ベッド】
心理的リラックス効果や温度や湿度調節にも
▼【畳ボックス】
収納もできて快適スペースに変身
い草の“効くインテリア”を、ぜひ一度試してみてください。
■ まとめ
い草は単なる伝統素材ではなく、消臭・湿度調整・アレルギー対策・空気浄化・リラックス効果など、多彩なメリットを持った“機能性素材”です。
洋室でも違和感なく使える今のデザインとあわせれば、見た目・機能どちらも叶える理想の床材になるはず。
OSHIMAYAのい草製品とともに、心地よい暮らしを始めてみませんか?